WORKSイベント・スポーツMC

【菊池涼介の絆】

2024/12/03

※長文になりますが、絶対読んでほしいです。

今日は岐阜県飛騨高山市へ。
カープ♯33菊池涼介選手のトークショーMC🎤

でも、なぜ菊池選手が飛騨高山でなのか。

今年の夏、菊ちゃんから電話があった。
『僕の大学時代の同級生が地元で講演してくれって
言うんですけど、講演なんかできないんで
断ったんですが、どうしてもやってくれないかと。
トークショーでならと受けようと思うんですが、
司会お願いできませんか?』と。

菊ちゃんの同級生の角島さんとLINEでのご挨拶が始まり、早速オンラインミーティング。
角島さんは、菊ちゃんの大学同級生のキャプテン。
卒業後東京で就職し、現在は地元飛騨高山市に戻り、
家業を継いでいる35歳。
『我々の街は地方の小さな街で、子ども達が消極的で。
子ども達に夢に向かって頑張ろうというキッカケを
菊に話してもらいたくて』。
そこから、角島さんのチャレンジが始まった。

イベントの経験などない角島さんは、
球団との交渉から始まり、
イベントの仲間を作っていくところからのスタート。
何より地元の野球少年少女600人全員を無料で
招待してあげたいので、スポンサー探しに奔走。
自分の思いを飛騨高山の街に熱意を持って伝えてまわり、 スポンサーや協力者が少しずつ増えていき、
開催の目処がようやく立つ。

そこからオンラインミーティングを重ね、開催当日。
イベントがスタートし、
ユニフォーム姿の菊池選手が登場すると、
会場に来てくれた600人は
初めて近くに感じる憧れのプロ野球選手に、
取り乱したかのような大興奮。
その地鳴りのような歓声と、喜びを爆発させる表情に、
鳥肌と身震いが止まりませんでした。

トークショーというよりも、
子ども達の質問コーナーであっという間の120分。
最後の締めの挨拶を、菊ちゃんにふると、
『今日はありがとうございました』の言葉のあとに、
涙で言葉がつまる菊ちゃん。
『子ども達に夢を届けてほしいと来させてもらいましたが、みんなにこれだけ喜んでもらえて良かったです』と、
こみあげる感情をリアルに伝えてくれました。
僕自身も初めて見た菊ちゃんの涙。
会場の皆さんも涙し、
挨拶を終えた後の1000人を超えるご来場者の皆さんの
万雷の拍手の音は一生忘れることはないでしょう。

イベント終了後、
ガッツリ握手を交わす角島さんと菊ちゃん。
大学時代の仲間と夢を届けた2人の絆。

大都市じゃなくても、大企業のサポートがなくても、
思いでこんな大きな輪になる。

何十年後かに、
今日の子ども達が熱い思いを語ってくれているという
夢を見た。
『子どもの頃、菊池涼介選手に会ったあのイベントで』と、
次世代に夢を語る姿を。

飛騨高山、万歳!!!