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昨夜でB3リーグ全てのスケジュールが終了し、アリーナDJ/MCを務めるベルテックス静岡が、2位でB2昇格🏀
まずはブースターの皆さん、本当におめでとうございます。
長くなりますが、このチームとの4年間の思いを綴らせてもらいます。
4年前、チームが発足した時に、『他のチームの演出とは違った、静岡ならではのアリーナを創ってほしい』と、アリーナDJ/MCに拝命いただきました🎤
それまでBリーグの観戦は、わずか2試合だけ。
あえて、他チームに寄せたDJ/MCはしたくなかったので、僕的にはラッキーだと思ってのスタートでした。
サッカー王国に誕生した、初のプロバスケチームの試合会場は、最初はお試し観戦のお客さんが大多数。
だから、選曲は耳馴染みある邦楽も混ぜながら、会場に〈共感〉を覚えてもらうように努めました。
シャイな県民性をリードするには、ゴリゴリな口上を並べて、お客さんを煽って、〈一体感〉を創ることを心掛けていきました。
手ごたえは感じつつも、ネットでは、『あんな邦楽とかの選曲は、他のBリーグの会場ではかかってないからダメ』とか、『あんなMCのスタイルはBリーグじゃない』とか色々言われました。
また、それに影響を受けたチームスタッフからも、『こんな声があるので、気をつけてください』と言われながら、『静岡らしさで』と、ムチャクチャなディレクション。
こんなことの連続で、正直このチームから離れようと思いました。
そんなとき、チームのキャプテン大石慎之介から連絡がありました。
「ケチャップさんにMCをやっていただけて本当に光栄でした😊
今シーズンは人数制限がありお客さんが少なかったですが、ケチャップさんのおかげで会場がめちゃくちゃ盛り上がっていました！
僕自身、まだまだチームを引っ張っていかなきゃいけないですし、静岡をもっと盛り上げなければと思っています。」
バスケも嫌いになりそうなぐらい、ベルテックスも大嫌いでしたが、大石選手や加納選手、ブースターの皆さん、DJ KOTAや下出さん、是永さんらみんなの言葉に励まされ、またアリーナに戻ることができました。
『ブレずにやる！お客さんのため。静岡の未来のため。』
今年B2昇格を決められなければ、来年以降はしばらく昇格のチャンスはないだろうと思って、今シーズンにのぞみました。
2年連続あと一歩で昇格を逃していましたから、チャンスの波なんて、そんなに毎年やってきません。ラストウェーブだという勝負の年でした。
にも関わらず、WBCなど野球関係で、アリーナDJとして参戦できない試合も多かった今シーズンですが、ブースターの皆さんは久々にアリーナに戻っても『おかえり！』って、笑顔で迎えてくれました。
僕、プロ野球ベイスターズDJ時代からよく使う言葉があるんです。
《応援でチームを勝たせることは、正直できないと思います。でも、応援で勝つムードを創ることはできます！》って。
長い間使ってきたこの言葉を、今年のベルテックス静岡ブースターは新しく書き替えてくれ、僕自身も勉強させてもらいました。
《応援でチームを勝たせることができる》ってね。
だからこそ、ベルテックス静岡のこの4年間の集大成を、最後の大一番の埼玉のあの地で、アリーナの選手と、スタンドのブースターと、静岡で待つブースターと、みんなでチカラを出しきれたんだと思います。
こんな素晴らしい仲間と戦った一年が終わり、達成感よりも、今は寂しさが募っています。
それぐらい今年のベルテックス静岡は最高のチームでした。
そして何より、4年間このチームでマイクを持たせてもらい、感謝しかありません。
おめでとう、ベルテックス静岡。
ありがとう、ベルテックス静岡。
